Youtubeで公開している内容をまとめたものです。
四捨五入の基礎
こんにちは、JIMOVEの山口です。
今日は四捨五入の基本について学んでいきましょう。
四捨五入は、特定の桁で数値を丸める方法であり、数字の「4」以下は切り捨て、「5」以上は繰り上げを行います。
- 15.71を小数点以下第2位で四捨五入: 小数点以下第2位が「1」なので「4」以下です。結果、15.71は15.7となります。
- 15.9を小数点以下第1位で四捨五入: 小数点以下第1位が「9」なので「5」以上です。結果、15.9は16となります。
ROUND関連関数
Excelでは、四捨五入に関連する関数がいくつか用意されています。
- ROUND関数: 指定した桁数で数値を四捨五入します。
- ROUNDUP関数: 指定した桁数で数値を切り上げます。
- ROUNDDOWN関数: 指定した桁数で数値を切り捨てます。
ROUND関数の使用
例えば、ROUND
関数を使って先ほどの「15.71」を小数点以下第2位で四捨五入する場合、結果は「15.7」となります。これは、小数点第2位の「1」が「4」以下なので切り捨てられるためです。
四捨五入、切り上げ、切り捨ての基本
- 四捨五入では、指定した桁で数値を丸めます。例えば、「15.71」の小数点以下第2位を四捨五入すると、「15.7」となります。
- 切り上げでは、どんなに小さな数値でも次の数値に上げます。「15.71」を小数点以下第2位で切り上げると、「15.8」となります。
- 切り捨てでは、指定した桁の数値を無視し、それ以下をすべて捨てます。「15.71」を小数点以下第2位で切り捨てると、「15.7」となります。
関数に置き換える
- ROUND関数: 例えば「15.71」を小数点以下第1位で四捨五入すると、「15.7」となります。
- ROUNDUP関数: 例えば「15.71」を小数点以下第1位で切り上げると、「15.8」となります。
- ROUNDDOWN関数: 「15.71」を小数点以下第2位で切り捨てると、「15.7」となります。
INT関数の活用
ROUND以外でも、小数点以下を処理する関数があり、INT関数は、小数点以下を切り捨てて整数を返す関数です。
例えば、「157.9」をINT関数で処理すると、「157」となります。この関数は、小数点以下の数値に関係なく、すべて切り捨てたい場合に便利です。
税込み価格の計算
消費税計算において、税込価格を求める際に四捨五入やINT関数を適切に使い分けることができます。
たとえば、税抜価格「1,834円」に消費税「8%」を加えた場合、四捨五入を用いると「1,981円」になりますが、INT関数を用いて消費税を切り捨て計算すると「1980円」となります。
消費税計算では、四捨五入だけでなく、必要に応じて切り上げや切り捨てを適用することがあります。
業種や取引の条件によって、税込価格の計算方法は異なるため、状況に合わせた方法を選ぶことが大切です。
まとめ
四捨五入、切り上げ、切り捨て、そしてINT関数の使い方を理解することで、さまざまな数値の丸め処理を柔軟に行うことができます。
特に会計処理では、正確な計算が求められるため、これらの関数の適切な使用が不可欠です。
コメント