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エラー表示を防ぐ方法
こんにちは、JIMOVEの山口です。
今回は、IF関数を使って、エラーを表示させない方法について解説します。
特に、VLOOKUP関数を使用した表で、エラー表示をどのように回避するかを考えます。
エラー発生
表には、商品コード、購入商品、単価、数量などを入力する欄があります。
VLOOKUP関数を用いて、商品コードに基づいて購入商品と単価を自動で呼び出してきています。
しかし、商品コードが未入力の状態だと、関数で計算した結果エラー(N/A!:ノーアサイン)になります。
これは、検索値である商品コードが入力されていないため、VLOOKUP関数が正しく動作しないためです。
エラーを表示させない方法
エラーを表示させないための方法として、今回は「入力されていない=空白である」ということを利用して、IF関数を使用して表示をしないようにします。
具体的には、商品コードが入力されているかどうかを判定し、入力されていなければセルを空白にし、入力されていればVLOOKUP関数による計算を行います。
IF関数の適用
=IF(論理式, 値が真の場合の処理, 値が偽の場合の処理)
- 論理式の設定: 商品コードが空白かどうかを判定します。
例えば、IF(K2="", "", VLOOKUPの式)
のように設定します。これにより、K2セルが空白の場合は何も表示せず、空白でない場合はVLOOKUP関数による計算を行います。 - VLOOKUP関数の設定: 論理式が偽(空白ではないとき)、つまり商品コードが入力されている場合には、VLOOKUP関数による計算を実行します。
実際の関数の調整
IF関数を適用することで、商品コードが入力されていない場合にはセルを空白にし、入力されている場合にのみVLOOKUP関数による計算を行うように設定します。
これにより、商品コードが未入力の場合に発生するエラー表示を防ぐことができます。
実際の処理とオートフィル
実際に数値が入力されると、IF関数により、空白の場合はVLOOKUP関数は動作せず、商品コードが入るとVLOOKUP関数が動作し、商品名、単価、数量に基づいて合計が計算されます。
オートフィル機能を使用して、設定したIF関数を表の他のセルにも適用し、書式が変わらないように「書式なしでコピー」を選択します。
まとめ
IF関数を活用することで、商品コードが未入力の場合に発生するエラーを回避し、表をより使いやすくすることができます。
この方法により、データが入力された時のみ計算を行い、エラー表示を防ぐことが可能になります。
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