エラー表示を防ぐ方法(IF関数)

Youtubeで公開している内容をまとめたものです。

エラー表示を防ぐ方法

こんにちは、JIMOVEの山口です。

今回は、IF関数を使って、エラーを表示させない方法について解説します。

特に、VLOOKUP関数を使用した表で、エラー表示をどのように回避するかを考えます。

エラー発生

表には、商品コード、購入商品、単価、数量などを入力する欄があります。

VLOOKUP関数を用いて、商品コードに基づいて購入商品と単価を自動で呼び出してきています。

しかし、商品コードが未入力の状態だと、関数で計算した結果エラー(N/A!:ノーアサイン)になります。

これは、検索値である商品コードが入力されていないため、VLOOKUP関数が正しく動作しないためです。

エラーを表示させない方法

エラーを表示させないための方法として、今回は「入力されていない=空白である」ということを利用して、IF関数を使用して表示をしないようにします。

具体的には、商品コードが入力されているかどうかを判定し、入力されていなければセルを空白にし、入力されていればVLOOKUP関数による計算を行います。

IF関数の適用

=IF(論理式, 値が真の場合の処理, 値が偽の場合の処理)
  • 論理式の設定: 商品コードが空白かどうかを判定します。
    例えば、IF(K2="", "", VLOOKUPの式)のように設定します。これにより、K2セルが空白の場合は何も表示せず、空白でない場合はVLOOKUP関数による計算を行います。
  • VLOOKUP関数の設定: 論理式が偽(空白ではないとき)、つまり商品コードが入力されている場合には、VLOOKUP関数による計算を実行します。

実際の関数の調整

IF関数を適用することで、商品コードが入力されていない場合にはセルを空白にし、入力されている場合にのみVLOOKUP関数による計算を行うように設定します。

これにより、商品コードが未入力の場合に発生するエラー表示を防ぐことができます。

実際の処理とオートフィル

実際に数値が入力されると、IF関数により、空白の場合はVLOOKUP関数は動作せず、商品コードが入るとVLOOKUP関数が動作し、商品名、単価、数量に基づいて合計が計算されます。

オートフィル機能を使用して、設定したIF関数を表の他のセルにも適用し、書式が変わらないように「書式なしでコピー」を選択します。

まとめ

IF関数を活用することで、商品コードが未入力の場合に発生するエラーを回避し、表をより使いやすくすることができます。

この方法により、データが入力された時のみ計算を行い、エラー表示を防ぐことが可能になります。

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