VBAを始めたいけれど、難しそうで踏み出せない——そんな方に伝えたいのは「基本から順番に学べば、必ずできるようになる」ということです。この記事では、VBAの学習を始めるうえで押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
VBAを学ぶうえで基本が大切な理由とは?
罫線の引き方も関数の使い方も、最初から全部知っていたわけではないはずです。簡単なことから始めて少しずつ使えるようになったはずです。VBAも同じです。
最初から難しいコードや分厚い書籍に取り組もうとすると早々に挫折してしまいます。「必要最低限のパーツを覚える」「その組み合わせ方を知る」——この2つから始めれば、確実に積み上げていけます。
Excelの関数とVBAの構造は似ているとは?
Excelの関数は次の4つの要素で成り立っています。
=SUM(A1:A10)
① =(イコール) ② 関数名(SUM) ③ かっこ(()) ④ 引数(計算対象)
この構造を知ったうえで関数名を SUM から COUNT・VLOOKUP と変えることで、いろんな関数が使えるようになりました。VBAも同じです。基本的な型(構造)を覚えて、その中の要素を入れ替えることでさまざまな処理が書けるようになります。
簡単なコードから読み解くとはどういうことか?
たとえば次の1行のコードを見てみましょう。
Cells(2, 1).Select
分解すると次のようになります。
Cells(2, 1):「2行目・1列目」のセル=A2セルを指す.Select:「選択する」という動作
つまり「A2セルを選択する」というコードです。いきなり全部を理解しようとするのではなく、1つずつ意味を確認していけばどんなコードも読み解けるようになります。
まとめ
- VBAは基本から順番に学ぶことで確実に習得できる
- 学習に必要なのは「必要最低限のパーツを覚える」と「組み合わせ方を知る」の2つ
- Excelの関数と同じように、VBAも基本の型を覚えて要素を入れ替えると応用できる
- コードは1つずつ意味を確認すれば、難しそうな1行も必ず読み解ける
- 最初は小さな成功体験を積み重ねることが挫折しない学習の近道
よくある質問
VBAを学ぶのに数学やプログラミングの知識は必要ですか?
必要ありません。Excelをある程度使えていれば始められます。足し算・引き算・比較(大きい・小さい)の感覚があれば十分で、高度な数学や他の言語の知識は不要です。
最初にどこから勉強を始めればいいですか?
「セルに値を入力する・読み取る」という最も基本的な操作から始めるのがおすすめです。Cells(1,1).Value = "テスト" のような1行のコードを動かすところから始めましょう。
VBAはExcelのどのバージョンでも使えますか?
Windows版のExcel 2010以降であれば、どのバージョンでも使えます! ただし、今のExcel環境で初心者が注意すべきポイントが2つあります。※2007以前でも使えますが、最近はあまり使用されていないと思われます
- 保存形式は「.xlsm」一択! 今のExcel(2010以降)は、普通の保存(.xlsx)をするとマクロが消えてしまう仕組みです。せっかく書いたコードを無駄にしないよう、必ず 「Excel マクロ有効ブック (.xlsm)」 を選んで保存しましょう。
- 「アプリ版」であること ブラウザで開く「Excel Online」や、スマホ・iPad版のアプリではVBAは動きません。必ずパソコンにインストールされたExcelで作業してください。
※Mac版でも使えますが、Windows版とは一部のボタンやファイル操作の仕組みが異なる場合があります。
コードを書いていてエラーが出たらどうすればいいですか?
エラーメッセージに表示されているエラー番号や内容が手がかりです。VBEのF8キーで1行ずつ実行(ステップイン)すると、どの行でエラーが起きているかを確認できます。
本で勉強するのとネットで調べるのはどちらがいいですか?
どちらも有効ですが、最初は体系的に学べる書籍や入門サイトで基本の流れをつかみ、その後は実務で出てきた疑問をネットで調べる組み合わせが効率的です。
動画で学びたい方へ
「記事を読んでも、実際に自分で書けるか不安…」という方には、動画で基礎からじっくり学べる講座がおすすめです。
VBAが初めての方を前提に、つまずきやすいポイントを先回りして解説しています。サンプル動画は無料でご覧いただけます。



