セルの表現
セルの表現としては2種類の表現方法があります。
①Cells
②Range
Cells(セルズ)
セルは文字や関数を入れてデータを作るので、一番操作をすることが多いものです。
多くの書籍では、後に説明をするRange(レンジ)が主に利用されることが多く、見た目の問題で優先されると思っています。
例えば、A2をVBAをを利用して表現をする際に、Cellsでは、Cells(2,1)のように表現をします。
それに対し、RangeではRange(“A2”)のように表現をするので、普段利用しているA2が入っているので、視覚的にもわかりやすいからです。
しかし、正確にはセルを表すにはCellsとなります。
もちろん、実施する内容によっては、どちらでも構わない場面が多いのですが、今後、VBAを組んでいく上ではCellsを使う方が良い場面があるので、Cellsの使い方を覚えていきましょう。
使い方は非常に簡単で、普段、私たちはA2のように「列から行」を読んでいますが、Cellsを使う時には「行から列」を呼びます。
そのため、A2は「2行目の1列目」のため、Cells(2,1)のように表現をします。
慣れるまで少しかかると思いますが、クセをつけるようにしましょう。
Range(レンジ)
先ほどお伝えした通り、Rangeについては、基本としてRange(“A2”)のように利用をします。
ただ、正確にはRangeは「範囲」という意味があり、セル自体を表しているわけではありません。
A2と書くことにより、A2〜A2、つまり、A2ということです。
少しダジャレのようになりましたが、本来は範囲を指定するものなので、A2〜A10のように複数のセルを指定できます。
使い方としては「:」(コロン)で繋いで「Range(“A1:A10”)」のようにするとA1〜A10の範囲の指定をすることができます。
まとめ
このようにセルの指定方法は大きく2つの方法があり、実際のVBAの構築には、セルを指定することは多くあります。
厳密にはCells(セルズ)とあるようにCellsで指定するのが通常です。
視覚的にはRange(“A2″)のようにA2という表示に慣れている場合は、こちらの方がわかりやすいかも知れません。
ただ、今後、さまざまな処理をする上で列を自由に動かしたい時にはCellsがいい場面が出てきます。
基本的はCellsを活用するのをお勧めします。
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