挫折してしまう理由
私としては、挫折してしまう主な原因は、次の5つだと考えています。
①本が分厚すぎて挫折
②基本ができていない
③コードが理解できない
④手順が不明
⑤エラー対応が不明
①本が分厚すぎて挫折
Excelの本については、機能や関数の本から、マクロの本まで本当にさまざまな本が存在しています。
マクロの本も多く存在していて、初めて取り組むには書籍などのインプット学習が欠かせません。
しかし、本という特性上、多くの情報が詰め込んであります。全てを読めば十分なマクロを作成できますが、その多さに圧倒される人も多いのではないでしょうか?
私自身もその一人で、本を読み進めてはいきますが、量が多いのもそうですが、「これって自分が使う場面あるかな?」と思うのことが多く、飽きてきてしまい、やることを断念しました。
でも、なぜ続けられたかというと、まずはマクロをつくってみる、ということで、網羅的に学習するではなく、必要な部分から取り組んだことでできるようになったと感じています。
②基本ができていない
とはいえ、一切インプットをせずに理解しようとしても、理解はできません。
必要最低限なこととして、どのような構成でできているか?は知っている必要があると考えます。
特に必要なのは3つですが「オブジェクト」「プロパティ」「メソッド」について理解を深めておけば、簡単なマクロを組むことができます。
さらに複雑なマクロを組む場合には「関数」や「ステートメント」といったものを覚える必要があります。
それぞれの「言葉」自体を覚えておく必要はありませんが、それ自体がどのような役割を果たすのか?は知っておく必要があります。
③コードが理解できない
マクロでは、VBA(Visual Basic for Applications)のプログラムを使い、プログラムの羅列のことを、コードと呼びますが、これを読むことができないと何をしているかわかりません。
マクロのコードは、他のコードとは違い、ほとんどが英語と同じ意味で使われていることが多く、英語が苦手な場合には少ししんどいかも知れませんが、なんとなく読める、という状態にはできます。
例えば、Cellsという表現がありますが、「セルズ」と読むことができないでしょうか?
これが何を意味するかは、そのままなのでわかるかと思いますが、Excelの「セル」のことを表しています。
④手順が不明
マクロを考えていくには、どのようにコードを組み立てていくかを考える必要があります。
私自身はコードを覚えるよりも、この手順を考える工程が一番大切だと考えています。
マクロの学習でつまづくポイントとしては、コードがわからないのではなく、この部分がうまくできず、困っている方が多いように感じます。
私がお勧めしているのは、
1.全体像のイメージ
2.言語化
3.コードの記載
4.検証
の順番で実施することです。
2.言語化というのは日本語で言語化すれば良いのですが、これがイメージできないまま、3.コードの記載をしようとしますが、全体のイメージができないため、なかなかできないということです。
⑤エラー対応が不明
手順をクリアし、ちゃんとコードが書けるようになっても、想定していた動きと違う、といった不具合や、動かないといったエラーが起こることがあります。
このエラーをスムーズに発見し、解決することはとても大切ですが、ある程度の経験が必要な部分もありますが、見つけ方を正しく学ぶことも大切です。
まとめ
挫折する多くは、初めの第一歩で、本を2〜3ページ読んでつまづいてしまう方も多くいます。
まずは基本をある程度学習し、大枠を学んだ上で取り組むことをお勧めします。
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