Excelの機能・関数・マクロは、「いかに実務を効率化できるか」がすべてだと私は考えています。
Excelを身につける最短ルートは、テキストを読んで覚えることではなく、「実務のめんどくさい」を一つひとつ解決していくことだと感じています。毎月の請求書作成、手入力でのコピペ、金額の計算ミス——こういった「地味に時間のかかる作業」を自動化することで、Excelの使い方は一気に身につきます。
そこで今回、請求書の自動化をテーマにした動画を制作することにしました。その準備として、サムネイル画像をAIに作成してもらったところ、バリエーション豊富な画像がいくつも出てきたので、今回はその過程も合わせてご紹介します。
なぜ「請求書の自動化」をテーマに選んだのか
請求書の作成は、多くの中小企業や個人事業主にとって毎月必ず発生する作業です。しかし実態を聞くと、こんな声をよく耳にします。
- 会社名や担当者名を毎回手入力している
- 金額の計算は電卓でやってからExcelに打ち込んでいる
- PDFで保存してメール添付するのに毎回手間がかかる
- どの取引先に何月に発行したか、あとから確認しにくい
これらはすべて、VLOOKUPやVBAを使えばほぼ自動化できます。顧客コードを1つ入力するだけで会社名・担当者名が自動入力され、合計・消費税・支払期日も関数で計算され、ボタン1つでPDF保存と履歴記録まで完結する——そんな仕組みが作れます。
「実務で使えるExcelを教えたい」というこのブログのテーマにぴったりだと感じたのが、請求書自動化をテーマに選んだ理由です。
動画で扱う内容|関数パートは実装まで、VBAパートは「できること」を紹介
今回の動画は、「関数でここまでできる」→「VBAでさらにここまで自動化できる」という2段構成で進める予定です。
関数パートは実際に一緒に作りながら実装まで解説します。VBAパートはコードの中身よりも「ボタン1つでこう動く」という完成形のイメージを伝えることを優先します。
【関数パート】一緒に作りながら実装まで解説
| 内容 | 使う関数 | できること |
|---|---|---|
| 顧客コードから会社名・担当者名を自動入力 | VLOOKUP | コードを1つ入力するだけで取引先情報が埋まる |
| 明細の合計金額・消費税を自動計算 | SUM・ROUND | 電卓不要・計算ミスがなくなる |
| 支払期日を自動で算出 | EDATE | 発行日から翌月末などの期日を自動で表示 |
【VBAパート】「こんなことができる」を紹介
| 機能 | できること |
|---|---|
| PDF保存+ファイル名自動命名 | 「発行日_請求No_会社名_請求書.pdf」という形式で自動保存される |
| 請求番号の自動採番 | 年月+連番(例:2606001)で重複しない番号を自動で振る |
| 発行履歴の自動記録 | 請求No・会社名・合計金額・発行日時が別シートに蓄積される |
| 明細の詳細履歴も記録 | 品番・数量の明細単位でも別シートに保存される |
| 過去の請求書を呼び出し | 請求Noを入力するだけで、過去に発行した内容をフォームに再現できる |
| 発行後にフォームをリセット | 発行完了後に入力欄が自動でクリアされ、次の請求書をすぐ作れる状態になる |
VBAの部分はコードの詳細には踏み込まず、「ボタンを押すとこう動く」という流れを見てもらうだけでも、自動化のイメージが大きく変わると思います。「VBAって難しそう」と思っている方にこそ、まず完成形を見てほしいパートです。
サムネイル画像をAIで作ってみたら、こんなに種類ができた
動画を作る前にまず考えたのが、サムネイル画像です。YouTubeのサムネイルは「クリックされるかどうか」を左右する重要な要素ですが、自分でデザインするのは時間がかかります。
そこで今回もAI(Gemini)に依頼しました。同じテーマでも、プロンプトの書き方を少し変えるだけでまったく異なるテイストの画像が生成されます。
① Before/Afterカラー版(ステップごとに一緒に作ろう!)

「請求書、毎回時間がかかる…」という悩みから「ボタン1つで完了!」への変化をカラーで表現したBefore/Afterデザインです。「ステップごとに一緒に作ろう!」というコピーが、初心者の方への安心感につながります。
② サイバー系(爆速・関数&VBAで神化)

ネオンカラーを使ったサイバー系のデザインです。VLOOKUP・SUM・ROUND・EDATEといった関数名が画面上に並び、「ボタン1つで完結」する流れが視覚的に伝わります。インパクト重視でクリック率を上げたい場面に向いています。
③ カラーリッチ解説系(神効率化・全機能マスター)

顧客コード入力から会社名自動入力・PDF一括保存・履歴データベースまでの流れを1枚に凝縮した情報量多めのデザインです。「初心者でも簡単!全機能マスター」というコピーとともに、完成形のイメージをそのまま伝えられます。
④ Before/Afterモノクロ解説系(超時短・関数&VBAで爆速化)

手書き風のモノクロイラストでBefore/Afterを表現しています。「毎回時間がかかる→ボタン1つで完了」の流れに加え、関数・VBA・PDF保存・履歴記録という4つの要素が整理されていて、内容説明に向いたデザインです。
⑤ 問題提起型(なぜ学んでも実務で使えない?)

「なぜ学んでも実務で使えない?」という問いかけが刺さる問題提起型のデザインです。悩む人物と実際の請求書Excelが並んでいて、「VLOOKUPとVBAで電卓・手入力をゼロに」というメッセージが具体的に伝わります。
⑥ ポップ系(めんどくさいの瞬間を逃さないで!)

「めんどくさいの瞬間を逃さないで!あなたのExcel、まだまだ進化します。」というコピーが目を引くポップなイラスト系デザインです。VBAブログの親しみやすいトーンに合っていて、初心者向けの記事の冒頭にも使えそうです。
同じテーマでも、プロンプト次第でここまで変わる
今回の6枚の画像は、すべて「請求書の自動化」という同じテーマで生成しています。それでも、指示の仕方を変えるだけでデザインのテイストが大きく変わることがわかります。
| 指定した方向性 | 仕上がりのテイスト |
|---|---|
| ポップ・親しみやすく | イラスト系・明るい配色 |
| 問題提起・共感を呼ぶ | 悩む人物+インパクトのある文字 |
| Before/After・わかりやすく | モノクロ手書き風またはカラー対比 |
| 情報量多め・全機能を見せる | 解説系・フロー図入り |
| インパクト重視・クリック率を上げたい | サイバー系・強めのコピー |
自分でデザインするとなると何時間もかかるところが、AIへのプロンプト1つで数秒で出てきます。「どんな画像が欲しいか」を言葉にする練習にもなるため、AIを使いながら自分のイメージを具体化する力もついてきます。
まとめ
- Excelを実務で使えるようになる近道は「めんどくさい作業を自動化すること」
- 請求書の自動化はVLOOKUP・SUM・VBAを組み合わせることでボタン1つで完結できる
- 動画では8つの機能をステップごとに実装していく予定
- サムネイル画像はAI(Gemini)で生成し、プロンプト次第でテイストが大きく変わる
- デザインの知識がなくても、「どんな画像が欲しいか」を言葉にするだけで高品質な画像が作れる
動画の公開もお楽しみに。「請求書の自動化を一緒にやってみたい」という方は、ぜひチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。


