Excelで祝日に自動で色をつけるには、祝日一覧を別の場所に用意して、条件付き書式の COUNTIF 関数でその日が祝日かどうかを判定します。一度設定してしまえば、祝日一覧を更新するだけで毎年使い回せます。
この記事では、次の内容を順番に解説します。
- 祝日一覧の準備の仕方
- 条件付き書式でCOUNTIF関数を使って祝日に色をつける手順
- 別シートに祝日一覧がある場合の対応
祝日に色をつけるために必要な準備は?
祝日は曜日のように計算で求めることができないため、あらかじめ祝日の日付を一覧としてExcelに入力しておく必要があります。
内閣府のウェブサイトでは毎年の祝日データをCSV形式で公開しています。これをダウンロードしてExcelに貼り付けると手軽に準備できます。
ここでは、祝日の日付がG列に入力されているとして進めます。
G列(祝日一覧の例)
G1:2025/1/1
G2:2025/1/13
G3:2025/2/11
…
条件付き書式で祝日に色をつけるには?
カレンダーの日付が入っているセル(例:A2)を選択して、条件付き書式を設定します。
手順
- 色をつけたいセル範囲を選択する(例:A2:A32)
- 「ホーム」タブ →「条件付き書式」→「新しいルール」をクリック
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選ぶ
- 数式の欄に次のように入力する
=COUNTIF(G:G,$A1)
ポイントは $A1 の書き方です。$A のようにAの前だけに $ をつけて、数字の前にはつけません。こうすることで、条件付き書式が2行目・3行目と下に移動するときに A2・A3 と自動で変わっていきます。数字の前にも $ をつけてしまうと行が固定されて正しく動かないので注意してください。
- 「書式」ボタンをクリックして、塗りつぶしの色を選ぶ(例:赤)
- OKをクリックして完了
この数式の意味
COUNTIF(G:G, $A1) は「G列の中に$A1の日付と同じものがいくつあるか」を数える関数です。祝日一覧に同じ日付があれば1以上の数字が返るため、条件付き書式が「この日は祝日だ」と判断して色をつけます。
祝日一覧が別シートにある場合は?
祝日一覧を「祝日」という名前の別シートのA列に入れている場合は、数式を次のように変えます。
=COUNTIF(祝日!A:A,A2)
祝日!A:A の「祝日!」の部分がシート名を指定している部分です。シート名が違う場合はその名前に変えてください。
会社の休日など、祝日以外の日にも色をつけるには?
祝日一覧に会社の指定休日の日付を追加するだけで、同じ条件付き書式がそちらにも反応します。祝日一覧をきちんと管理しておけば、条件付き書式の設定はそのままで対応できます。
まとめ
祝日への自動着色は、祝日一覧の準備と条件付き書式の設定の2ステップで完成します。
- 祝日一覧を用意する:祝日の日付をExcelのどこかに入力しておく。内閣府のCSVデータを使うと手軽。
- 条件付き書式で設定する:
=COUNTIF(G:G,A2)の数式を使って、祝日一覧に含まれる日付に色をつける。 - 別シートの祝日一覧も使える:
=COUNTIF(祝日!A:A,A2)のようにシート名を指定するだけで対応できる。 - 会社の休日にも応用できる:祝日一覧に日付を追加するだけで自動で色がつく。
よくある質問
色がつかない場合、どこを確認すればいい?
よくある原因は2つです。①祝日一覧の日付の形式がカレンダーの日付と違っている(例:一方が文字列、もう一方が日付形式)、②COUNTIF関数で参照している範囲やセルがずれている、です。祝日一覧のセルとカレンダーのセルの書式が同じ「日付」形式になっているか確認しましょう。
土日と祝日を両方色分けするにはどうすればいい?
条件付き書式のルールを複数設定することで対応できます。土曜日用・日曜日用・祝日用のルールをそれぞれ作って、別々の色を割り当てればOKです。ルールの優先順位は「条件付き書式」→「ルールの管理」から変更できます。
祝日一覧は毎年更新しないといけない?
はい、毎年更新が必要です。ただし内閣府のウェブサイトで公開されているCSVデータを使えば、新しいデータをコピーして貼り替えるだけで済みます。祝日一覧を独立したシートにまとめておくと、更新がしやすくなります。
行全体に色をつけたい場合はどうすればいい?
条件付き書式を設定するときに、行全体の範囲(例:A2:Z2)を選択してから同じ数式を設定します。ただし数式の中の日付セル(A2)は列を固定する必要があるため、=COUNTIF(G:G,$A2) のように $ をAの前につけます。
VBAで自動着色することもできる?
できます。条件付き書式ではなくVBAで色をつける場合は、祝日一覧と日付を比較して一致したセルの背景色を変える処理を書きます。ただし毎年の更新のしやすさを考えると、条件付き書式の方が初心者には管理しやすいです。


