比較演算子(ひかくえんざんし)の基本と使い方
比較演算子とは、値を比較するために使われる記号で、Ifステートメントの条件部分でよく利用されます。
算数や数学では、「=(等しい)」「<(小なり)」「>(大なり)」「≦(以上)」「≧(以下)」で表現しています。
コード上は「=(等しい)」「<(小なり)」「>(大なり)」はそのまま使えますが、「≦(以上)」「≧(以下)」の記号はそのまま使えないため、並べて使用します。
また、等しくない、という新たなものもあるので、基本的な比較演算子を見てみましょう。
基本的な比較演算子
主なものとして次のようなものがあります。
演算子 | 意味 | 例 | 説明 |
---|---|---|---|
= | 等しい | A = B | AとBが等しい |
< | 小さい | A < B | AがBより小さい |
> | 大きい | A > B | AがBより大きい |
<= | 以下 | A <= B | AがB以下(B含む) |
>= | 以上 | A >= B | AがB以上(B含む) |
<> | 等しくない | A <> B | AがBと等しくない |
Ifステートメントでの使い方
比較演算子は、Ifステートメントと組み合わせて使われることが多いので、IFステートメントを活用しながら、いくつか例を説明します。
例1:セルの値が特定の文字列と等しいか
If Cells(2, 1).Value = "○" Then
' 条件が成立した場合の処理
MsgBox "A2の値は○です"
End If
このコードでは、A2セルの値が「○」と等しい場合にメッセージが表示されます。
例2:セルの値が特定の数値より大きいか
If Cells(2, 1).Value > 10 Then
MsgBox "A2の値は10より大きいです"
End If
例3:セルが空白でないか
If Cells(2, 1).Value <> "" Then
MsgBox "A2は空白ではありません"
End If
比較演算子のよく使う場面
改めて比較演算子を使う内容としては、主に次のようなものがあります。
- 等しい(=)/等しくない(<>):値が一致するかを確認する
- 大小比較(< / > / <= / >=): 数値や日付の大小関係を確認する
- 空白チェック: 空白セルかどうかを判定する
まとめ
比較演算子は、「等しい」「大きい」「小さい」などの条件を設定するための基本的なツールです。
特に、Ifステートメントと組み合わせることで、条件を設定することができます。
最初は慣れないと思いますが、算数や数学とは違う表現の「以上」「以下」「等しくない」の3つも活用し、条件を使いこなせるようにしましょう!
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