VBAの編集画面(VBE)でよく使うショートカットキーは、F5(実行)・F8(1行ずつ実行)・F9(ブレイクポイント)・Ctrl+G(イミディエイトウィンドウ)の4つです。これだけ覚えておけば、マクロの開発とデバッグが格段に速くなります。
この記事では、よく使うショートカットキーを用途別にまとめて解説します。
VBEでよく使うショートカット一覧
| 操作内容 | ショートカット | 説明 |
|---|---|---|
| VBEを開く・閉じる | Alt + F11 | ExcelとVBEを行き来するときに使う |
| マクロを実行する | F5 | カーソルがあるSubを一気に実行する |
| 1行ずつ実行する(ステップイン) | F8 | デバッグで動きを確認しながら進める |
| ブレイクポイントの設定・解除 | F9 | 指定した行で一時停止させる |
| イミディエイトウィンドウを表示 | Ctrl + G | Debug.Printの結果を確認するときに使う |
| コメントアウトする | Ctrl + Shift + C | 選択した行を一時的に無効化する |
| コメントアウトを解除する | Ctrl + Shift + X | コメント化した行を元に戻す |
| 行を削除する | Ctrl + Y | カーソルのある行を丸ごと削除する |
実行系ショートカットの使い方は?
次のような簡単なマクロで試してみましょう。
Sub MsgTest()
Dim msg As String
msg = "こんにちは"
MsgBox msg
End Sub
- F5:マクロ全体を一気に実行します。「こんにちは」とメッセージが表示されます。
- F8:1行ずつ実行して、
msgに「こんにちは」が入るタイミングを目で確認できます。変数にカーソルを当てると値がポップアップで表示されます。 - F9:止めたい行にカーソルを置いてF9を押すと茶色の●がつきます。F5で実行するとその行で一時停止します。
コメントアウトはどんなときに使う?
テスト用のコードを一時的に無効化したいときに使います。
Sub Test()
' MsgBox "テスト中" ← コメントアウトで無効化
MsgBox "本番用"
End Sub
複数行を選択してから Ctrl + Shift + C を押すと、選択した行をまとめてコメントアウトできます。元に戻すときは Ctrl + Shift + X です。
イミディエイトウィンドウの使い方は?
Ctrl + G でイミディエイトウィンドウを表示できます。コードの中に Debug.Print 変数名 と書いておくと、実行中に変数の値がここに表示されます。
Sub DebugSample()
Dim i As Long
For i = 1 To 5
Debug.Print i ' イミディエイトウィンドウに1〜5が表示される
Next i
End Sub
MsgBoxと違って実行が止まらないので、ループの中での値の変化を確認するときに特に便利です。
まとめ
全部を一度に覚える必要はありません。まずはよく使う4つから始めましょう。
- Alt+F11:VBEを開く・閉じる。
- F5:マクロを実行する。
- F8:1行ずつ実行してデバッグする。
- F9:ブレイクポイントを設定して途中で止める。
- Ctrl+G:イミディエイトウィンドウを表示してDebug.Printの結果を確認する。
- Ctrl+Shift+C / X:コメントアウトと解除。
よくある質問
F5を押してもマクロが実行されない場合は?
カーソルがSubの外にある場合は実行されません。実行したいSubの中にカーソルを置いてからF5を押してください。複数のSubがある場合は、実行したいSubの中にカーソルがあることを確認してください。
コメントアウトのショートカットが効かない場合は?
Ctrl+Shift+CとCtrl+Shift+XはVBEの「編集」ツールバーが表示されていないと動かないことがあります。VBEのメニュー「表示」→「ツールバー」→「編集」にチェックを入れると使えるようになります。
Debug.PrintとMsgBoxの使い分けは?
MsgBoxはポップアップが表示されて実行が止まります。Debug.Printはイミディエイトウィンドウに値を表示するだけで実行は止まりません。ループの中で値を確認したいときはDebug.Printの方が便利です。確認が終わったらDebug.Printの行を削除しておきましょう。
ブレイクポイントをすべて一度に解除するには?
VBEのメニュー「デバッグ」→「すべてのブレイクポイントを解除」をクリックするとまとめて解除できます。ファイルを閉じて開き直すとブレイクポイントは消えますが、コードは変わらないので安心してください。
VBEで元に戻すはCtrl+Zで使える?
使えます。VBEでも Ctrl + Z で直前の操作を取り消せます。ただし元に戻す回数に制限があるため、大きな変更をする前にコードをコピーしてバックアップしておくと安心です。
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