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COUNT関数をベースとしたさまざまな数を数える関数
こんにちは、JIMOVEの山口です。
COUNT基本的な関数ですが、他の文字を加えることで様々な計算が可能になります。
例えば、COUNTA関数(カウントエー)、COUNTBLANK関数、そしてCOUNTIF関数があります。これらを使って、出荷状況を集計していきたいと思います。
COUNT関数の種類と使用方法
今回取り上げる3種類の関数を使って、実際のデータを集計します。
例として、出荷状況の列があり、済が「出荷済み」、空白が「出荷未済」となっています。この状況に合わせて、出荷済みと出荷未済の数を見ていきます。
まず、COUNTA関数とCOUNTBLANK関数の使い方から紹介します。これらはそれぞれ空白でないセルの数と空白のセルの数を数えます。
例として、空白(出荷未済)と空白でないセル(出荷済み)を数えてみます。
COUNTA関数とCOUNTBLANK関数の実践
「=COUNTA」で始め、範囲内の空白でないセルの個数を返す関数を使います。
ここで範囲を指定し、P2からP51までを選択します。
結果として、空白でないセルが20個あることがわかります。
=COUNTA(P2:P51)
反対に、COUNTBLANK関数では空白セルの個数を返します。
同じ範囲を指定すると、空白セルが30個あることがわかり、合計50個のデータが正しく集計されていることが確認できます。
=COUNTBLANK(P2:P51)
COUNTIF関数の使用
次に、COUNTIF関数を使用した数え方を紹介します。
ここでは範囲と検索条件を指定します。
検索条件としては、「出荷済」または「空白」とします。
P2からP51の範囲を選択し、検索条件として「出荷済」を指定します。条件として文字列を指定する場合は、「””」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
=COUNTIF(P2:P51,"出荷済")
P2からP51の範囲で「出荷済み」という文字をカウントすると20が表示されます。
同じ方法で、「空白(””と設定する)」という条件を設定すると、30が表示されることがわかります。
これにより、COUNTA関数やCOUNTBLANK関数で出したのと同じ数である20個の出荷済みと30個の未出荷が正しく集計されていることが確認できます。
COUNT関数とCOUNTIF関数の組み合わせ
さらに、COUNT関数とCOUNTIF関数を組み合わせることで、さまざまな視点から計算が可能になります。
例えば、出荷状況をカウントする際に、全体の個数から「出荷済」の数を引いて、「未出荷」の数を求めることができます。
この方法では、先にCOUNTA関数で全体の数を求め、その後COUNTIF関数で「出荷済」の数を引きます。この計算結果も20個の出荷済みと30個の未出荷が正しいことを示しています。
関数を組む際には、計算の目的を明確にし、適切な関数を選ぶことが大切です。
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