様々な順位を出す関数(RANK、RANK.EQ、RANK.AVG関数)

関数

Youtubeで公開している内容をまとめたものです。

順位を出す関数

こんにちは、JIMOVEの山口です。

今回はExcelで順位を出す方法についてご説明します。

順位を出すための関数の種類

  • RANK関数: Excel2007以前のバージョンで使用される関数。指定された範囲内で数値の順位を出します。
  • RANK.EQ関数: Excel2007以降で使用される関数で、数値の順位を出しますが、同じ数値が存在する場合、同じ順位を割り当てます。
  • RANK.AVG関数: 同じ数値が存在する場合、その数値の順位の平均を割り当てます。

順位の出し方

数値が小さい方から順位をつける場合や、大きい方から順位をつける場合など、順位の基準を明確にします。

RANK関数を使用する場合、数値、参照範囲、そして順序(降順か昇順か)を指定します。

関数の適用

  • RANK関数の入力: 「=RANK(数値, 参照範囲, [順序])」の形式で関数を入力します。
    数値には順位を知りたい数値(その値が入っているセル)を、参照範囲にはその値が含まれる範囲(どの範囲内での順位か)を指定します。
  • 参照範囲の固定: 順位については、順位を出したい数値は1つではなく、複数の順位を出すと思いますが、関数をコピーして、同じように適用するためには、参照範囲が変わらないように、範囲を絶対参照(ドル記号を使用)で固定します。

参照範囲の固定

売上の例で、A2:A11の範囲にある売上に対して順位を出します。

この際、参照範囲を$A$2:$A$11として固定し、各セルにRANK関数を適用します。

コピーした際の書式変更を避けるために、オートフィルオプションから「書式なしでコピー」を選択します。

実例

数値の例(1000, 1200, 1500, 2000, 2500)を使い、それぞれの順位を出すことができます。降順や昇順、同順位の扱いに応じて、RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数を選択して使用します。

各関数を適用後、オートフィル機能を使って他のセルに関数をコピーし、書式が変わらないように「書式なしでコピー」を選択します。

まとめ

Excelでの順位の出し方には、RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数があり、それぞれの用途に応じて適切な関数を選択して使用します。

データ分析や比較において、これらの関数を使いこなすことで、より深い洞察を得ることができるようになります。

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