カレンダー作成のための3つの工夫

機能

Youtubeで公開している内容をまとめたものです。

カレンダーを作成する上での工夫

こんにちは、JIMOVEの山口です。

カレンダー作成にあたって、3つの工夫を考えていきます。

1.日付と曜日の自動更新

1つ目の工夫は、例えば、A1に10月1日と入力されており、これを11月1日に変更するとそれ以降のセルが11月2日、11月3日などに自動的に更新されるようにします。

また、曜日についても、それに合わせて月曜日スタートから木曜日スタートへと自動的に切り替わるようにします。

2. 土曜日と日曜日の色分け

2つ目の工夫は、土曜日と日曜日が色分けされる点です。

11月1日を土曜日として設定すると、土日部分の色が変わるのがわかります。また、開始日を10月1日に戻すと、自動で10月の土曜日と日曜日を切り替えるようにします。

3. 日数に応じた罫線の調整

3つ目の工夫は、月の日数に応じて罫線を変えることです。例えば、11月は30日までです。

このとき、カレンダーの下のほうにいくと30日以降は罫線が引かれていないのが確認できます。同様に、2月1日に設定すると、28日までの罫線のみが表示されます。

このように日付に合わせて、罫線が引かれる、引かれないを設定していきます。

この3つの工夫を最終的に実装します。

オートフィル機能の活用と背景色の色付け方法

日付、曜日の設定、そして罫線や背景色について詳しくお話しします。

新しいシートで1から作成していきますが、まずはタイトル行を入力します。

内容としては、日付、曜日、そして内容の3つを入れていきます。日付については、1日目の日付を入れ、オートフィル機能を使います。

オートフィル機能は、セルにデータを入れ、セルの右下にカーソルを合わせると黒十字マークになりますが、その状態になった状態で、下方向にドラッグすることで、Excelが自動で日付を認識し、変化します。

例えば、11月1日、2日、3日といったように日付が変化します。この機能を「オートフィル機能」と言います。

次に、曜日についてです。

10月1日を月曜日として設定し、オートフィル機能を使ってドラッグすると、月曜日から日曜日までの1週間が自動で繰り返されます。これもExcelの便利なオートフィル機能の一例です。

罫線の設定

続いて、罫線を引く方法について説明します。

罫線を引きたい範囲を選択し、右クリックして「セルの書式設定」を開きます。

罫線タブから、スタイルとして実線を選び、色は自動に設定します。

プリセットで外枠と内側を選択することで、選択された範囲に罫線を引くことができます。

背景色の設定

タイトル行については、背景色を緑にし、文字を中央揃えに設定します。

範囲を選択後、ホームタブから塗りつぶしの色を選び、中央揃えを選択することで、文字がセルの中央に配置されます。

最後に、土曜日と日曜日に色を付ける方法を紹介します。

色を付けたい範囲を選択し、ホームタブから塗りつぶしの色を選びます。土曜日は水色、日曜日は赤色に設定します。これにより、土曜日と日曜日が視覚的に分かりやすくなります。

オートフィル機能の応用

さらに、オートフィル機能を応用して、7日ごとに色が繰り返されるように設定します。これにより、カレンダー全体で土曜日と日曜日が統一された色で表示されます。

日付や曜日の自動反映

特定の日付(例えば10月1日や11月1日)を入力した際に、続く日付が自動で反映される設定を実装するとより便利になります。

これにより、ユーザーが手動で毎日の日付を入力する手間を省くことができます。

また、同じくB列の曜日も自動で反映されるように設定します。これにより、日付が変更されると、曜日もそれに応じて自動的に更新されるようになります。

日付のシリアル値とは

Excelでは、日付をシリアル値という数値で管理しています。

シリアル値とは、1900年1月1日を1日目とし、その後の日付が何日目にあたるかを表す数値です。この数値を使って、日付に関連する計算が行われます。

例えば、2018年10月1日は1900年1月1日から数えて43,374日目にあたり、この数値が10月1日を表します。日付が1日進むごとに、このシリアル値も1ずつ増えていきます。

セルの書式設定を標準に設定すると、日付が数値に変わることが確認できます。この数値表現(シリアル値)を理解することで、日付に関する様々な計算が可能になります。

「A2+1」と入力することで、その日の翌日の日付を設定することができます。

この計算式もオートフィル機能を活用して、コピーすれば、下の方にもコピーできますが、書式も同時にコピーされるため、土曜日と日曜日の色設定が変わらないように注意が必要です。

これを防ぐためには、オートフィル機能ではなく、「コピー」したものの貼り付けの際に数式貼り付けを選択することで数式だけをコピーすることができます。

曜日の表示設定

曜日を表示するためには、セルの書式設定でユーザー定義を選択し、「aaa」と入力してください。そうするとセルの中には実際には日付が入っていますが、見た目上は曜日になることがわかります。

土曜日と日曜日の色設定

次に、土曜日と日曜日に自動で色がつく設定について説明します。

ホームタブの条件付き書式を利用して、特定の曜日に色を付けます。

条件付き書式で「新しいルール」を選択し、数式を使って特定のセルに書式を設定します。

例えば、「B列が土曜日であれば、隣のA列の色を変更する」という設定です。この設定には、「=$B2=”土”」という形の数式を用います。

この設定は横方向にも展開でき、B列が固定された状態で、隣のセルに同じ条件を適用することが可能です。これにより、複数のセルにわたって同じ条件を適用することができます。

日曜日の色設定

同様の方法で、日曜日にも色を付ける設定を行います。

こちらも条件付き書式を使用し、「B列が日曜日であれば色を付ける」という条件を設定します。適用する範囲は、先に選択する方法と後から設定する方法のどちらも可能です。

最後に、数式を文字列としてExcelに認識させる方法を紹介します。これにより、特定の日が土曜日または日曜日である場合に自動的に色が適用されるようになります。

まとめ

これで、条件付き書式を用いたカレンダーの色設定が完了しました。ただし、B列の設定が完了していないため、完全な反映にはまだ至っていません。次回はこの点を含め、さらなる設定を進めていきたいと思います。

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