縦横の条件に合う内容を表示する関数(INDEX関数)

関数

Youtubeで公開している内容をまとめたものです。

二つの条件に基づくデータの呼び出し方法

こんにちは、JIMOVEの山口です。

今回は2つの条件を基にしてデータを呼び出す方法について、お話しします。

前回学んだMATCH関数の知識を活かし、特定の項目と商品の交わる部分にあるデータを呼び出す関数について解説します。

INDEX関数の活用

INDEX関数は、指定された行と列が交差する位置にある値、またはセルの参照を返す関数です。

この関数を利用することで、例えば項目4と商品5の交点にある「24」という値を呼び出すことが可能になります。

INDEX関数の基本構文

INDEX関数の基本的な使用法は以下の通りです。

  • 配列: 対象となるデータが含まれる範囲を指定します。この例では、5×5のデータ範囲を選択します。
  • 行番号: 縦方向の位置を指定します。この例では、商品5に相当する行番号「5」を指定します。
  • 列番号: 横方向の位置を指定します。この例では、項目4に相当する列番号「4」を指定します。

このように設定することで、INDEX関数は配列の中から指定された行と列の交点にあるデータを呼び出します。

ただ、具体的に5や4という数字を入れれば、表示されますが、これでは毎回関数の指定をしなければなりません。

実際のデータ呼び出し

INDEX関数により、特定の行と列に基づいたデータを効率的に呼び出すことができます。

たとえば、商品の位置が変わると自動的にINDEX関数が参照する行が変更され、結果として異なるデータが表示されるようにしていきます。

MATCH関数との組み合わせ

MATCH関数をINDEX関数と組み合わせることで、より自由なデータの呼び出しが可能になります。

MATCH関数は、指定した内容が何列目にあるか、何行目にあるか、を自動的に判断してくれました。

この機能を活かして、その結果をINDEX関数の行番号や列番号に使うことで、任意の項目と商品の組み合わせに対応するデータを呼び出すことができます。

関数の組み合わせ

MATCH関数の結果をINDEX関数内に直接入力することで、一つの式として複数の条件に基づくデータ呼び出しを実現できます。

二つの条件に基づくデータの呼び出しには、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせる方法が非常に効果的です。

=INDEX(配列, MATCH(検索値,検索範囲,照合の型), MATCH(検索値,検索範囲,照合の型))
配列は縦横に広がった表全体を指定し、MATCHは行が先なので、表の縦方向の内容の指定を先にして、2つ目のMATCHは列になるので、横方向の内容を指定します。

まとめ

MATCH関数とINDEX関数を組み合わせることで、複雑な条件に基づくデータの呼び出しを効率的に実行できます。この技術をマスターすることで、データ分析やデータ管理の幅が広がります。

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